昨今の法曹人口の増大を受け、弁護士の活躍する領域は徐々に広がりつつあります。特に、今まで少数であったインハウスローヤーの増加が顕著であり、2016年に1500名だったインハウスローヤーは、2021年には2,800名を超えています。かつてインハウスローヤーのいなかった業界にも弁護士が現れ始め、この拡大ペースが当面継続するのは間違いありません。当社では、司法制度改革の重要な目的の一つである「実業界にて弁護士の活躍する領域を拡大する」一助となるべく、一般企業に対し、グループや提携先各団体のネットワークも活用しながらインハウスローヤー拡大のための啓蒙活動を積極的に行っています。
一方、実業界においては、ビジネスを成長させる原動力は「人材」であり、採用コストをかけてでも良い人材を確保した方が成長のスピードが早まり、結果として投資回収も早いという認識が一般的です。法曹人口の増加・多数の弁護士の流動に伴い、法律事務所においても、このような認識を持たれる先が増加しています。人材確保のためには多様かつ良質な流通インフラが必要であり、私たちは民間の立場に立ったオープンなインフラとして業界の成長の一助となり、よりよいリーガルサービスを享受できる社会の実現に貢献する事を目指しています。